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鉄筋ガス圧接継手

鉄筋ガス圧接とは

鉄筋端面同士を突合せ、鉄筋軸方向に圧縮力を加えながら突合せ部分を酸素・アセチレン炎で加熱し、接合端面を溶かすことなく赤熱状態にし、膨らませて接合した継手です。

鉄筋は、鉄原子(Fe)と炭素(C)が混ざり合った鋼でできています。鋼中の原子は、常温では大変安定した状態にあり規則的な配列をしています。

ガス圧接は、原理的には、この結晶間の結びつきを利用して鉄筋と鉄筋を結合するものです。接合に際して双方の原子が再配列しやすいように加熱を行うものです。
熱を加えることにより、原子は活発な運動を始めると同時に結晶の構造も変え、それまでの結合を断ち切って拡散、つまり原子の混ざり合いを始めます。その結果双方の接合面が一体となり鉄筋の断面積100%の接合が可能になります。

↑ 赤熱状態のガス圧接部・中心温度は約1,300度
↑ 圧接部のマクロ写真左右の鉄筋が原子結合

ガス圧接の歴史

1939年にアメリカのL.Adamsという人がレールの接合に使用したのが始まりとされています。日本では、1943年満州鉄道が行った鉄筋のガス圧接が最初といわれております。
その後初めての定置式鉄筋ガス圧接器が1951年に発表され、1952年に東京駅~神田駅高架線増築工事で使用され、次に帝都高速度交通営団渋谷車庫土留工事で25ミリ丸棒鉄筋の圧接が行われ、これが本格的採用の最初となった。
以来、鉄筋の圧接は建設・土木方面で次第にその実用化を広めるとともに構造設計上からもますます太い鉄筋や高強度の異形鉄筋に使用されることとなった。鉄筋端面同士を突合せ、鉄筋軸方向に圧縮力を加えながら突合せ部分を酸素・アセチレン炎で加熱し、接合端面を溶かすことなく赤熱状態にし、膨らませて接合した継手です。

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